やんちゃ
着いた~!ここは、カナダ、バンクーバー空港。
15時間(乗り継ぎあり)近く飛行機にのり、狭いせっまいエコノミー席で、寝返りもうつことができず、肩もコリコリ、お尻ゴワゴワ。しかーしっ、自分の目は輝いていた。背伸びをきゅっとして、気持ち一身。
新天地、ここから新しい冒険が始まる。人生最大の経験をこの土地で!
みるものすべてが新しく、聞くもの全てが胸の高鳴りに変わっていく。
まず、空港のターミナル。気合一発スタバでホットミルクを頼む。つもりだったが、通じず…コーヒーをたのんだ。渡す時の店員さん、めっちゃスマイル。恥ずかしかったけど、外国人と触れ合ったことがうれしかった。
町に出た。季節は10月ごろ。肌寒く長袖にジャケットを羽織っていた自分。
しかし、行き交うカナダ人は半そで。ときにタンクトップ。
「おぉ、すげーな。」と、小さいことでも感動。
そして、タンクトップからでるムチっとした二の腕からイレズミが散見された。町の人々を見ると、刺青をいれた人たちがたくさんいる。
「うをっ、こぇぇ。」と思ったけど、カナダではファッションであると後できいた。
ファッションなだけあって、様々なイレズミが施されていた。絵だけではなく、文字を入れることも主流のようだった。日本語の人気も高く、上手に書かれてある。“魂・元気・あのよろし・魔異家瑠(マイケル)”など。日本語のイレズミを見るたびに読んでしまう。
怖そうな人に見えるのに、なぜか親近感すら覚えてしまう。
これはカナダにいた日本人の話。
日本人も滞在中にイレズミに興味をもち、いれる人もいる。これはそういった人の話。
“俺は自由だ!”と肩に“FREE”という文字を入れたそうです。
彼はこう言っていました。
「なんか、かっこいいだろ!」
そして、話を続けました。
「でも、この前、ゲイっぽい人に「君、タダなの?」といいよられちゃって…」
FREEは“自由”という意味意外に“無料”という意味もある。
アメリカンジョークなんだろうけど、彼は男を上げるために一生消えないイレズミをし、安い男になってしまったのかもしれない。