公立高校の前期受験の面接について (託麻中・出水南中)
託麻中学校や出水南中学校の生徒がよく来てくれます。そのため、情報がよく入ってくるのですが、この2校では学校で前期試験の面接練習をしてくれているようです。本当にありがたいことです。何も対策をせずに前期試験の面接に臨むと、公立高校の合格も難しくなってしまいますから。もちろん、当教室でも前期試験の対策を練ります。
熊本公立高校前期試験の実績
年度 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|
2020年 | 5人 | 3人 |
2021年 | 10人 | 5人 |
2022年 | 6人 | 3人 |
以下は合格した高校の一覧です
- 工業高校
- 農業高校
- 商業高校
- 西高校
- 千原台高校
このとき、私が一番注意して教えていることは、「学校の先生と違うことを私が話すかもしれないが、自分が良いと思った方、取り入れやすいと思った方を吸収するように」と伝えることです。私自身の経験ですが、小学校の時に作文を書く授業で、託麻中学校の担任の先生から「こうした方がいいんじゃない?こう書いた方がもっといいんじゃない?」とアドバイスをもらいました。私はそのアドバイスに従おうとしましたが、うまく吸収できず、かえってぐちゃぐちゃな作文になってしまったことを覚えています。先生のアドバイスが悪かったわけではありません。ただ、受け手がまだ成長段階にある場合、アドバイスをそのまま取り入れてもうまくいかないことがあるのです。
面接の際には、アドバイザーが学校の先生、私、さらには親も加わることがあります。そうなると当然頭がごちゃごちゃになります。そのため、最初に「自分が良いと思った方、取り入れやすいと思った方を吸収する」と話してから始めます。
親のアドバイスには注意が必要
例外を除いて、親の意見を子供にアドバイスする際には注意が必要です。「自分が良いと思った方を吸収する」と言いながら、矛盾するようですが、特に面接の内容の一つである志望動機についてアドバイスする際には注意が必要です。例外とは、親が仕事上の面接をする側の人間である場合や、素人でも面接の本などでしっかり勉強している場合です。
面接対策:親の助言が必要な部分と避けるべき部分がある
志望動機の書き方にはルールとテクニックがあります。例えば、「親がいいと言っていたので」や「親が貴校の出身校でとてもいい学校と聞いたので」という理由は避けるべきです。親が一生懸命に子供のために考えてアドバイスをする気持ちは十分に理解しています。しかし、そのような志望動機は適切ではありません。
ただし、志望動機以外の内容であれば、どんどんアドバイスをしてあげてほしいです。「私の長所って何だろう?」と聞かれたら、たくさん答えてあげてください。親として、子供の良いところを誰よりも知っているはずです。それを言葉にして伝える機会はあまりありません。だからこそ、この機会にその思いをたくさん伝えてください。
受験は子供にとっても親にとっても大切な成長のイベントです。公立高校の前期試験に向けて、みんなが笑顔で終われるように頑張っていきましょう。